2025年4月入職:朝子幹也医師のご挨拶
みなさん、はじめまして!
この度川村耳鼻咽喉科クリニックでお世話になることになりました朝子幹也と申します。私は関西医大に30年以上勤務しておりました。川村耳鼻咽喉科クリニックとは至近距離にある関西医科大学総合医療センター「耳鼻咽喉科・頭頸部外科 教授」として勤務をしておりました。私は鼻に関する治療のエキスパートであり、アレルギー性鼻炎、好酸球性副鼻腔炎、気管支喘息を含むアレルギー疾患のエキスパートでもあります。公的には日本耳鼻咽喉科学会 専門医 指導医、日本アレルギー学会 専門医 指導医、日本鼻科学会 暫定手術指導医、日本喘息学会 暫定喘息専門医として耳鼻科領域あるいはアレルギー領域の専門医であり、かつ専門医を指導する立場で永らく活動をしてきました、特に鼻科手術に関しては日本ではじめてとなる手術指導医制度の初代委員長を務めております。また現行の鼻科手術における術式の再編成にも委員として関わってきており、現在は副鼻腔炎手術手技機能評価委員長でもあります。日本鼻科学会における臨床ハンズオンも立ち上げ、担当理事として現在も監督をしており、全国の先生方に手術指導を行ってまいりました。自らの執刀手術はもちろんのことですが指導してきた全国の先生方が安全に、かつ効果的な手術が行えるように指導して参りました。
鼻科手術に関してはこれまで川村耳鼻咽喉科クリニックで中心的に行われている鼻内内視鏡下鼻副鼻腔手術や後鼻神経切断術、粘膜下下鼻甲介手術に加え、鼻副鼻腔腫瘍手術、頭蓋底手術、外鼻形成術を多数行っており、現在約4000例程度の執刀経験があります。特に外鼻形成術は耳鼻科単独で行っている医師は全国でもほとんどなく、350例以上の経験は本邦では最多となります。これまで培ってきたスキルをひとり一人の患者様に還元し、安全で副損傷が少なく効果が実感できる手術を施術することが身上でございます。忙しい日常生活の中、時間の制約がある患者様に、妥協しない手術を受けていただくために全力でお手伝いしたいと思っています。
アレルギー診療に関しては関西医科大学総合医療センター アレルギーセンター長として横断的なアレルギー診療を手がけてきました。日本アレルギー学会認定アレルギー指導医、日本喘息学会認定暫定指導医として現在も多くの喘息診療をしています。指定難病である好酸球性副鼻腔炎の治療が耳鼻科にとっては重要な課題ですが、上下気道をトータルで治療をする強みがあり、400名程度の好酸球性副鼻腔炎患者を継続治療しています。特に適応が拡大中のバイオ製剤に関しても全国トップクラスの処方を維持しています。また、5製剤の国際共同三相試験も施設における治験責任医師として関わってきましたし、耳鼻科における適応を有する2製剤に関しては企業のアドバイザーとして関与しています。鼻の病気の中で、喘息などの肺の病気が深く関わっている病行きは少なくなく、私はそれらの病気をトータルでケアする方法論を確立し、多くの患者様に先端治療を届けて参りました。どこの施設でもうまくいかなかった方も少なからずいらっしゃると思いますが、正しい診断、鼻だけではなく全身の病気に目を向けて適切な治療を行うことで、多くの患者様にご満足をいただいております。これまでクリニックではなかなか提供が困難であった最先端治療を実践し、お届けできることが強みであると思っています。
また、英語による診療も数多く手掛けており、英語での診療はもとより、外国人執刀経験も多数ございます。特に手術を希望される患者は言葉の不安が強く、英語が主言語の方にも安心して手術を受けていただけると思います。どうぞよろしくお願いいたします。
これまでは、全国の医師を育成する立場で、多くの先生方の治療の参考となるガイドラインや薬の開発に携わってきました。これまでの経験を活かし、全国トップレベルの先端医療を限られた時間の中でみなさまに提供できる環境が、川村耳鼻咽喉科クリニックには整うことになります。一人でも多くの患者様が笑顔になれるよう努めて参ります。