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2024年のスギ、ヒノキ
花粉飛散予想とその対策

2024年の花粉飛散予想

2024年の花粉飛散予想2024年のスギ、ヒノキ花粉飛散予想はまだ発表されていませんので正確なことは言及できませんが2023年が数年に一度の大量飛散の年でした。
基本的に大量飛散の翌年は飛散量が少なくなることが多いので2024年は2023年に比べると少なくなることが予測されます。
ただし翌年の飛散量はその前年の夏季の気温や降水量が影響する事も知られています。
夏が暑くて雨が多いと翌年の飛散量は増えると言われています。今年の夏は暑くて雨も多いので2024年の飛散量もある程度多いことも予測されます。

コロナ禍の花粉症への影響

一般的によく言われていることですが、外出先では花粉が顔に触れないように帽子やマスクをして、サングラスやメガネをかける。帰宅後はうがいや洗顔で花粉を洗い流す。などが花粉症予防に有効と言われています。
でも、これってコロナ予防のために日頃心がけていませんか?
今年はコロナ禍の影響でほとんどの方が外出時はマスクを着用されていますし、帽子やメガネなどで顔をカバーされている方も多いと思います。
また、外出そのものも例年より控えておられるのではないでしょうか?このことは花粉症予防には非常に有効ですのでこれだけでも例年より症状が軽くなる方も多いのではないでしょうか。

新型コロナ感染症と
紛らわしい症状

新型コロナ感染症と紛らわしい症状新型コロナ感染症と紛らわしい症状ただ、予防はしていてもやはりある程度は症状が出てしまします。
花粉を吸い込むとくしゃみや鼻水が出てしまいますし、のどがイガイガしたり咳も出ます。症状が強い時には熱が出ることもあります。この時期にマスクを外して鼻をかむのは周りの目が気になるところですよね。コロナ感染症と疑われないためにもしっかりと症状はおさえたいものです。

花粉症の対策、治療

初期療法

初期療法とは花粉が飛び始める1~2週間前をめどに薬の治療を開始することです。
初期療法により症状が出る時期を遅らせ、飛散中の症状も軽く押さえられ、症状の終了を早めることができると言われています。
初期療法に使用される薬は、例年の症状や程度などによって異なります。
くしゃみ、鼻水が中心の場合は基本的には抗ヒスタミン剤を用い、鼻づまりも強い場合はステロイドの点鼻薬も使用します。ただし初期療法により症状が軽くなったからといって花粉シーズン途中で治療をやめてしまうと症状がひどくなることがあります。花粉シーズン中は服用し続けることが大切です。

ラジオ波凝固術
(下鼻甲介焼灼術 レーザー手術) (下鼻甲介焼灼術 レーザー手術)

【アレルギー鼻炎の手術】をご参照下さい。

くしゃみ、鼻水が多いタイプの方、花粉時期以外も症状がある方、
寒暖差で症状が出る方には後鼻神経切断術も

くしゃみ、鼻水が多いタイプの方、花粉時期以外も症状がある方、寒暖差で症状が出る方は花粉時期だけのお薬やラジオ波凝固術(下鼻甲介焼灼術 レーザー手術)では症状を抑えられない場合もあります。これらの方は花粉や温度変化の刺激を受ける知覚神経、およびその反応で鼻水を分泌し、くしゃみを起こす遠心性神経が過敏な状態だと考えられます。
そのような場合は後鼻神経切断術が有効かもしれません。
当院でのこの手術の成績はレーザー手術が効かなかった方を含めても9割以上の方に有効であり、ほとんどの方が少なくとも3年間効果が持続しました。
多くの施設では1週間程度の入院で行われる手術ですが、当院では1時間程度の日帰り手術、あるいはご希望により1泊2日の全身麻酔手術で行っております。
長期間の入院と比べて時間的、肉体的、院内感染の観点からも利点は大きいと思います。詳しくは【後鼻神経切断術について】、また【アレルギー性鼻炎の手術について】をご参照下さい。

花粉症に関するQ&A

花粉症の症状はどのようなものですか?

花粉症の症状には、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、目の充血、咳、喉の痛みなどがあります。また、症状の程度によっては倦怠感や頭痛も現れることがあります。

花粉症の症状が重くなったらどうすればいいですか?

花粉症の症状が重くなった場合は、以下の対処方法を試してみることをおすすめします。

医師の診察を受ける

専門家のアドバイスを仰ぐことで適切な薬や治療法を受けることができます。

薬の見直し

既に処方されている薬が合わない場合、または効果が薄い場合は医師と相談して見直すことが重要です。

こまめな対策

日常的な対策を徹底することで症状の軽減が期待できます。

アレルギー専門医の受診

重症の場合はアレルギー専門医を受診することで、専門的な治療を受けることができます。

花粉症の症状が酷くて辛いです。症状を和らげる方法はありますか?

症状を和らげる方法として以下が挙げられます。

薬の使用

市販の抗ヒスタミン剤や点鼻薬などの薬を使うことで症状を軽減できます。

花粉対策用マスクの着用

外出時に花粉対策用のマスクを着用することで花粉の侵入を防ぐことができます。

室内での換気を避ける

外気の花粉を室内に取り込まないように換気を避けることが重要です。

外出後の衣服の着替えとシャワー

外出後は花粉を持ち込まないように衣服の着替えとシャワーを浴びることが大切です。

子供も花粉症になることがありますか?

子供も花粉症になることがあります。
花粉症は遺伝的要因も関与しているため、親が花粉症である場合、子供も花粉症になる可能性が高まります。
子供の場合、症状があまり重くない場合もあれば、学業や日常生活に影響を及ぼすほどの重症な場合もありますので、早めに専門家に相談することが大切です。

花粉症対策のためにマスクはどんなタイプが適していますか?

花粉症対策には、空気中の花粉を捕集する機能を持つ「花粉対策用マスク」が適しています。
このようなマスクは、微粒子を含む空気を効果的に遮断するため、一般的な風邪用のマスクよりも効果的です。使い捨てのものや洗えるタイプのものなど、自分に合ったマスクを選ぶことが大切です。

監修医師

医院名 医療法人 川村耳鼻咽喉科クリニック
院長名 川村繁樹
資格 医学博士
関西医科大学耳鼻咽喉科・頭頚部外科 特任教授
身体障害者福祉法第15条指定医
川村繁樹